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2005/03/23
Windowsなコンピューター達に囲まれて暮らす mac mini の、、、

まっくみ日記

私の勤める会社に mac mini がやってきました。
まわりは Windows オペレーティングシステム搭載のコンピューターばかりですが、なんとか仲良くやっていこうと、必死にもがく mac mini の姿を追っていきます。

3月23日(水) ~Windows版Outlook Expressのメールデータを読み込む~

 mac mini が届きました。
 マウスはUSB接続のものがありましたが、キーボードはPS/2のものばかりで、USB接続のものはありませんでした。試しにキーボードを繋がずに起動してみると、初期設定の画面に移る前に、「キーボードが接続されていません」と言われて、先へ進むことが出来ませんでした。仕方なく電器屋さんへ行って、980円のUSBキーボードを買いました。
 いくつかのアプリケーションの設定を済ませ、「Mail」でE-mailの送受信が出来るところまで来たのですが、いままでに Windows 2000 の「Outlook Express」に届いたメールを Mac OS X の「Mail」に読み込ませる方法が分かりません。
 「Mail」には他のメールデータを読み込む機能がありまして、「Entourage」や「Outlook Express」、「Netscape/Mozilla」、「Eudora」といったメールソフトから読み込みが出来るのですが、どうやらそれらは Mac版のソフトからであって、Windows 2000 の Outlook Express からは読み込めないようです。ちょっと困りました。
 そこで、読み込みたいデータが「.dbx」という拡張子の付いたファイルであることから、「dbx」と「mac」をキーワードに Google で検索すると、「極める Mac OS X」のページに、その答えがありました。
 Windows上で「OutlookExpress-To - OE5/6 Multi Converter」を使い、UNIXの「mbox」形式に変換して、次に Mac OS X の「Mail」で、「ファイル」メニューから「メールボックスを読み込み、、、」をクリックし、選択肢のなかから「標準 mbox」を選び、フォルダを指定して実行。(選択肢のなかの「標準 mbox」が「その他」となっていることもあるようです)
 なかなか面倒ではありましたが、どちらかに落ち度があるというわけではなく、強いていえば、メールソフト自体に他形式での書き出し機能を付けてほしかったと思いました。

3月24日(木) ~ワークグループの設定~

 初期設定のままですと、mac mini は Windows ネットワークのなかで「WORKGROUP」というワークグループに属します。しかし、私の勤める会社のコンピューターたちは、別に「LAN」というワークグループをつくり、それに属しています。この場合、ワークグループが「WORKGROUP」のままですと不便ですので「LAN」に変更することにしました。
 「アプリケーション」フォルダの中の「ユーティリティ」フォルダにある「ディレクトリアクセス」を起動します。「サービス」の一覧の下のほうにある「SMB」(Windowsファイルサービス)の行をダブルクリックするとシートが出てきますので、ワークグループの選択肢から「LAN」を選びます。「SMB」をダブルクリックしようとしても灰色表示で反応がない場合は、「変更するにはカギをクリックします。」の左にあるカギ印をクリックして、認証を受けます。
 これらの作業の後、しばらく待つか、コンピューターを再起動することで設定した内容が反映されます。無事、他のコンピューターと同じワークグループに紛れ込むことが出来ました。

3月25日(金) ~Windows用JISキーボードのキー配列~

 一昨日買って来た980円のキーボードは、もちろんMac用ではなくWindows用です。アルファベットや仮名の入力に問題はないのですが、「@」や括弧類の位置がキートップの表示と違い、ついつい間違えてしまいます。
 ITmediaの記事によると、Windows用JISキーボードがUSキーボードと誤って認識されているそうです。それらの記事のなかで Browsing Mac OS X ! の「WindowsキーボードをMacで使う」ページが紹介されていました。そのページで配布されている「PSJ.keylayout」というファイルを、起動ディスク(この mac mini の場合は「Macintosh HD」)の「ライブラリ」フォルダのなかの「Keyboard Layouts」フォルダに入れました。そして、mac mini を再起動。
 メニューバー(画面最上部の白い帯)の右寄りに文字入力メニューがあるので、そこから「環境設定を表示」をクリックすると、「ことえり環境設定」のウィンドウが出てきす。「入力」が選択されている(青色)の状態で「英字入力時のキーボード配列」の中から「PS/2J」を選びます。
 「ことえり環境設定」ウィンドウを閉じて、すぐにテキストエディットで文字を入力してみたところ、間違ったままです。「おかしーなー」と思いながらもキーボードをポチポチ押していると、十数秒後に、正しく文字を打てるようになりました。設定が反映されるまでに少し時間が必要だったようです。

3月30日(水) ~Security Update のあとで~

 「ソフトウェアアップデート」が自動的に起動して「Security Update 2005-003」などのソフトウェアを勧める案内が表示されましたので、それに応じてダウンロードし、インストールの後、再起動しました。そうしたところ、いままで Windows から見ることが出来た mac mini が、つながらなくなってしまいました
 はじめは、mac mini を再起動したばかりなので、つながらないのかと思いましたが、そうでもなさそうです。確認のために「システム環境設定」の「共有」を見ると、「Windows 共有」サービスが停止されていたので、サービスを開始するように設定してみました。すると、今度は正常につながりました。「Security Update」によって設定が変えられた(元に戻された)ようです。

4月7日(木) ~Apple Pro Mouse に交換~

 いままで Microsoft のスクロールホイール付き2ボタンマウスが取り付けられていた mac mini ですが、カーソル(画面上の矢印)の動きに画面が反応しないことが、たまにありました。クリックには反応するので、操作不能にはならないのですが、カーソルの動きに従って Dock が拡大する効果などが得られない状態になることがありました。
 原因は分かりませんでしたが、あるとすればマウスにありそうだという妥当な考えに基づいて、マウスを替えてみることにしました。自宅に Apple Pro Mouse(黒色)と Apple Mouse(白色)が余っていたので、それを会社に持って来て、mac mini に取り付けました。その結果、今のところ、上記の症状は出ていません。

4月25日(月) ~10.3.9 + Security Update~

 「ソフトウェアアップデート」から「Mac OS X 10.3.9 Update」や「Security Update 2005-004」などのソフトウェアを入れました。前回の「Security Update 2005-003」の時と同様に「Windows 共有」サービスが停止されたので、サービスを再開するように設定しました。また、10.3.9にアップデートすると、それによって不具合の生じる Java のアップデートも必要なので、もう一度「ソフトウェアアップデート」を問い合わせてアップデートしました。

5月9日(月) ~Mac OS X 10.4~

 「ソフトウェアアップデート」から「Security Update 2005-005」を実行すると、これまでの「Security Update」では「Windows 共有」サービスが停止されていたのですが、今回は「Windows 共有」サービスが引き続き有効となっていました。その勢いで Mac OS X 10.4 を DVD-ROM からアップグレードでインストール。「Windows 共有」サービスを含めた様々な設定が引き継がれました。ただし既存のメールデータが大きかったため、10.4 の「Mail」が 10.3 の「Mail」のデータを読み込むのに時間がかかりました。

6月24日(金) ~LAN内での通信速度が遅い~

 今に始まったことではないのですが、会社内の Windows 搭載機と mac mini とのファイルの転送速度が、とても遅いのです。私には原因がわからず、解決していないのですが、インターネット経由の通信は別段遅くないので、Windows 搭載機とファイルを共有するときに、何かしらの変換作業が行われているのではないかと考えています。

7月10日(日) ~Mac mini との別れ~

 私の勤務地が変わるので、ここの Mac mini とは、お別れとなります。最後の日にLAN内でファイルを転送したところ、転送速度が改善していることに気がつきました。ソフトウェアのアップデートによるものかもしれませんが、結局、原因は分からずじまいでした。
 少しの間でしたが Mac mini を触ってみて、これは Windows OS を使ってきた人に、低価格で Mac OS X を体験してもらうためのコンピューターだと感じました。コンピューターを一台持つのであれば、性能、使い勝手、省スペース性ともに優れている iMac G5 が最良の選択でしょう(小さいと言われている Mac mini ですが、iMac G5 に比べると場所を取ります)。Mac mini は、二台は要らないけれど一台だけでは物足りない人にとって、遊びがいのあるものだと思います。

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